先日、お客様からエンジンが掛からないという連絡が入り出張修理の支度をしてお客様の会社へ訪問しました。
車は4トントラックでしたが状態としてはバッテリー上がり(バッテリーの電気が無くなってしまった状態)の症状でした。
ブースターケーブルにて救援車とつなぎエンジン始動をさせ車内に乗り込みメーター内にもチャージランプ(バッテリーマーク)も点灯していないのでバッテリーの劣化が原因だなと判断しました。
バッテリー交換の作業をする前に一応充電量を測っておこうとサーキットテスターで測定したところ充電がされていませんでした。
あれ、おかしいぞと思いエンジンを止めてブースタケーブルでつないだままキーをオンにしてみると下の写真のように他のマークは点灯しているのにバッテリーマークだけは点灯していません。
次の写真は修理前のエンジンを掛けた状態のメーターです。
これでは、車を運転していてもチャージランプも点灯しないので充電回路が異常だと気が付かず今回のように
バッテリーが上がるまで乗り続けてしまいます。
充電回路を再点検したところオルタネータ(下の写真)の内部不良が確認できました。
新しいオルタネータ(下の写真)と交換することになりました。
バッテリー端子を取り外しファンベルトを緩めて新しいオルタネータを取付けしました。
新しいオルタネータを取付た写真
修理後のメーター写真
バッテリーマークが点灯しているのが分かると思います。
バッテリー(トラックなので2個使用24V仕様)を交換して充電量も測りエンジン始動前25.2Vエンジン始動後28V
出ておりOKです。
エンジン始動後メーターを確認しましたが今度はチャージランプ(バッテリーマーク)も消灯しており(下の写真)作動も正常です。
因みに今メーター内に点灯しているのはサイドブレーキが作動していることを知らせるマークです。
以上で作業は終了です。
みなさんもエンジンを掛ける前にバッテリーマークを確認してみてください。