ロードサービス 脱輪編

こんにちは。坂井モーターのロードサービス部門です。

私事ですが、辛い季節がやってきました。そう花粉症です!!(←そんなこと知らないよって言わないでね)

昨晩も新東名での故障案件に行ったのですが、くしゃみが止まらず、優しいお客様から飴をいただきました。

おかげで楽になって順調に作業が出来ました。お客様ありがとうございました。

 

今回は以前話をした作業風景を紹介していきたいと思います。

作業と言っても、バッテリーあがりの対応からクレーン作業、動画でアップした鍵あけなど様々です。

その中でも、研修中に初期段階で学んだ脱輪対応の研修風景と実際の現場写真を紹介したいと思います。

 

<研修風景>

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研修場はすごく広く、上記のような側溝やガードレール、電柱など多くのトラブルを想定して実践形式で研修が出来るように

なっています。

脱輪の研修では、廃車車両を使用しての練習なのですが、練習のためには車を溝に落とす作業もします。これが、なんとも

言葉にならない嫌な感じで、トラブルに合うお客様の立場になって多くを勉強する機会にもなりました。 

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脱輪の初期研修は原始的な方法で、フロアジャッキや木端などを使用して作業をしていきます。

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多くの木端を用いて徐々に上げていきます。

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後ろも同様にジャッキと木端を使用していきます。実際の現場でも躊躇せずに側溝へ身を埋めて作業します。

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地面と同じ高さくらいになったら、グレーチング(溝にはめてある蓋)を使用します。

もちろん、道具は自前の道具ですよ。勝手にどこからか拝借することはありませんよ。

研修場では、これを朝から晩まで繰り返し繰り返し行い、頭と体に叩き込みます。

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これは特殊ジャッキです。溝幅と溝の高さの条件が合えば使用してスムーズに作業を終えることが出来ます。

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 こんな風にタイヤの下にセッティングして、ポンプで上げていきます。

 

<現場写真>

これは実際の現場写真です。

前輪は溝を飛び越えて田んぼへ、後輪は溝へ落ちています。

このような時は、研修で習ったことの応用編になります。

現場では一人での作業になるので途中での写真がありませんが、ジャッキと特殊ジャッキ、グレーチングを

うまく利用しての作業になります。地面の高さまであげた後は、後方からウインチで引き出して作業を終えました。

私たちはどのような状況であっても、お客様の車を傷つけないように細心の注意を払って作業しています。

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<脱輪・・・えっ、落車だよね!?>

保険会社様から脱輪ということで現場へ行ったのですが、落車に近い状態です。

確かに溝に落ちているので脱輪なのかもしれないですけど・・・

このような状況でも冷静に判断して作業を考えます。私たちがパニックになったらお客様に迷惑がかかりますからね。

この状況の時にはジャッキと木端でと言うレベルではないので、さすがにクレーンを使用しました。

が、今年に入って同じような現場を対応しました。その時にもクレーンを使用したかったのですが、クレーンを使用するためには

道路を封鎖しないと出来ない状況(道幅が狭い)だったので、ジャッキや木端、グレーチングや使えるものは全て使って引き出しました。

途中でクレーンを使いたいと心が折れそうになりましたが、無事に作業が終わって安心しました。

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ブログを最後まで拝見していただきありがとうございます。

これから暖かい季節を迎え、車で出かけることも多くなるかと思います。

事故には十分気をつけてお出かけください。また、お出かけ前の点検も大切です。

タイヤの空気圧やバッテリー、オイルなどの点検でしたらコバックでお受けしています。

ぜひ快適なドライブのためにもご利用ください。 

 

バッテリーマーク注意

先日、お客様からエンジンが掛からないという連絡が入り出張修理の支度をしてお客様の会社へ訪問しました。

車は4トントラックでしたが状態としてはバッテリー上がり(バッテリーの電気が無くなってしまった状態)の症状でした。

ブースターケーブルにて救援車とつなぎエンジン始動をさせ車内に乗り込みメーター内にもチャージランプ(バッテリーマーク)も点灯していないのでバッテリーの劣化が原因だなと判断しました。

バッテリー交換の作業をする前に一応充電量を測っておこうとサーキットテスターで測定したところ充電がされていませんでした。

あれ、おかしいぞと思いエンジンを止めてブースタケーブルでつないだままキーをオンにしてみると下の写真のように他のマークは点灯しているのにバッテリーマークだけは点灯していません。

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次の写真は修理前のエンジンを掛けた状態のメーターです。

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これでは、車を運転していてもチャージランプも点灯しないので充電回路が異常だと気が付かず今回のように

バッテリーが上がるまで乗り続けてしまいます。

充電回路を再点検したところオルタネータ(下の写真)の内部不良が確認できました。

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新しいオルタネータ(下の写真)と交換することになりました。

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バッテリー端子を取り外しファンベルトを緩めて新しいオルタネータを取付けしました。

新しいオルタネータを取付た写真

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修理後のメーター写真

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バッテリーマークが点灯しているのが分かると思います。

バッテリー(トラックなので2個使用24V仕様)を交換して充電量も測りエンジン始動前25.2Vエンジン始動後28V

出ておりOKです。

エンジン始動後メーターを確認しましたが今度はチャージランプ(バッテリーマーク)も消灯しており(下の写真)作動も正常です。

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因みに今メーター内に点灯しているのはサイドブレーキが作動していることを知らせるマークです。

以上で作業は終了です。

みなさんもエンジンを掛ける前にバッテリーマークを確認してみてください。

 

 

 

 

大好評のサービス

皆さん、こんにちは!車検のコバック浜北アピタ通り店の松浦です。当店の自販機は何と無料でジュースが出てくるんですよ!

お子様のも大人気です!

皆さんもどうぞ!


エンジン載せ替え!!

こんにちは。

本日はコバック初生店の大橋が担当させていただきます。

 

今回は、先日久々に大きな修理がありましたので紹介したいと思います。

お客様が大切に乗られてきて、なんと20万キロ以上走行されているお車が入庫されました。

愛着もあり、車検も通したばかり・・・、お客様とご相談の結果、修理することになりました!

 

エンジンオーバーホールかエンジン載せ替えかで検討し、今回はエンジンを載せ替えることに決定!

中古のエンジンを取り寄せし、作業となりました。

20万キロ走行したエンジンから、4万キロ走行のエンジンへ若返りです!

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 こちらが取り外したエンジンです。

 

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こちらが車両に取り付けた、中古エンジンです。

 

これで車の『心臓部』は元気に復活です。

まだまだ走ってくれそうで、一安心です。

点検やオイルのメンテナンスはしっかりとおこなっていきましょう!!

鈑金塗装部門です

こんにちは、豊岡テクノセンターの箕浦と申します。

 

今回は鈑金塗装の修理事例をご紹介します。

 

ホンダ S2000 右側面の損傷

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右ドアと右クォータパネル、右ロッカーパネル交換です。左右フェンダーとボンネットフードにも割れたガラスが飛散して傷ついています。

ドアのガラスが割れて室内にもガラスの破片が飛び散っている状況です。

 

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まずは、ボルトでとまっている前後バンパーと右Frフェンダ、右ドアを取り外します。

 

車両を4点で固定してフレーム修正機で粗出しをします。

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ロッカーパネルやクォーターパネルは溶接でとまっているうえに2重構造になっっているため、外側のパネルをカットして引いています。

修正機で引き作業を行いながら寸法を計測しますが、引っ張っている時と力を緩めた時では寸法が異なるため、どの程度修正機を緩めたら骨格が戻るのかを計算しながら作業するのが技術者の腕の見せ所です。

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右側面の外板パネルをすべて外して骨格の寸法をミリ単位で計測、この工程までがいい加減だと組み付けの際に隙間が合わずに品質が落ちます。ここから折り返し地点です。次に元の形に復元作業を行っていきます。

 

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ロッカーパネルとクォーターパネルを溶接します。この時点でフェンダーやドアなどを一度仮組して精度を出します。

 

鈑金工程が終わったのでいよいよ塗装工程に入ります。

 

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ロッカーパネルの下部には防音や飛び石傷を防ぐためチッピング塗装を施します。

 

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塗装ブースの中で外板パネルを塗装します。今回の塗膜はソリッドなので、隣接パネルへのオーバーコートはしません。調色がいい加減だと色の違いが出てしまいます。調色の際に白い色を見ながら技術者は「黄色いなぁ」とか「赤いなぁ」「黒いなぁ」と言いながら行っています。一般の人が聞いたら「白だよ」って突っ込まれそうですね。

また、塗装の際には塗り肌を元の状態と合わせることが重要で、これがあってないと査定をする人間や同業者から「下手だな」と思われるので技術者の腕の見せ所です。

 

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塗装が終わったら乾燥させて組み付けたら完成です。ちなみにドアなどの外板パネルは塗装されておらず、ガラスや内張、パワーウインドモーターやロックなど何もついていない状態で支給されます。これは、ディーラーさんでもどこでも同じです。

 

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 組み付けが終わると磨き作業でゴミやブツを取り除きます。

最後に外観と機能チェック、トーイン測定、走行テスト、CPU診断を行い総合的に確認をして問題がなければお客様の元にお渡ししています。

 

今回の修理費用は技術費用¥375,380、部品代¥432,140で合計金額¥807,520(税抜き)でした。

 

 

個人的にはこういう走る車が好きなので修理が終わって完成した車両を見るとうれしくなります。

ここまでは自己満足ですが、実際にお客様が喜んでくれると更にうれしくなります。

鈑金塗装はいつでもマイナスからのスタートなので、大変なことも多々ありますが一件一件にプラスになることができたらという思いで仕事をしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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