こんにちは。車検のコバック森田店店長の鈴木と申します。
最近、暖かかくなってきましたが天敵の花粉が飛び始め、毎日マスクが手放せなくなってきました・・・・・。
先日エンジン不調というかエンジンがエンストしてしまう症状の車が入庫してきました。
症状を確認すると3気筒のうち1気筒が死んでいるような感じ。
エンジンオイルは入っているが汚れている状態。エンジンオイルを抜いてみてみるとオイルの中に何か銀色のキラキラしている物体が・・・。まさかエンジン内部の不具合化か?と思いまずはスパークプラグを外して圧縮の点検。そうすると1番シリンダーの圧縮の値が基準値の1/3以下。エンジンの焼き付きか?と思い、ピストンの動きのチェックを行うとピストンの上下運動は確認できる。
次にバルブカバーを取り外してカムシャフトのところに異常がないかの点検。
エンジンオイルでの汚れは確認できるが目視では異常個所が見当たらない・・・。
キラキラしている物体の正体は何かと探す作業を続けます。
次はエンジンオイルの溜まっているオイルパンを取り外すと・・・・・(写真はオイルパンを取り外して下からエンジン内部を除いている写真です)
エンジンオイルのオイルパンの中には何か大きな金属のかけらがびっしり・・・。どっかのメタルがとんだのでは?と思いオイルパン内部のクランクシャフト近辺を調べてみると・・・1番シリンダーのクランクシャフトとコンロッドの連結部分の動きがおかしい!ガタが大きすぎる。これはおそらくクランクシャフトのジャーナル部のベアリングが焼き付いてとんでしまった症状だと思われるます。
エンジンオイルが極端に汚れていたわけではないが年々蓄積されたエンジンオイルの汚れが細い通路を詰まらせてエンジンオイルが行き届かなくなり結果焼き付いた可能性があります。こうなってしまうとエンジンオーバーホールかエンジン本体の交換をしなくてはなりません。高額修理ですね。
エンジンオイルは5000キロ毎もしくは半年毎が交換目安と言われています。もちろんそれより早いサイクルで交換することは問題ありませんが、この交換サイクルを超えてしまうとこのような故障につながってしまうこともあります。
みなさん、めんどくさいかもしれませんがこのような故障につながる前にエンジンオイルは定期的に交換しましょう!
コバックではエンジンオイルの交換だけでも大歓迎です。お客様をお待たせしないようにご来店前に一度お電話いただけるとスムーズに対応できると思いますのでよろしくお願いします。お気軽にお電話ください。