自己紹介

車検のコバック・坂井モーター社長が日々のことを書き記します。

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2009年8月 アーカイブ

2009年8月 9日

牛丼チェーン

我社は、明日から16日まで休みを頂くので、今日は営業しております。 昼食は、給食が休みなので近くの牛丼チェーンに行きました。 食事をしていたら、隣の人が店員を呼んで「丼ぶりの中に毛が入っている。精算してくれ。」と言いました。そのアルバイトとみられる店員は、丼ぶりの中の毛を見つけると、厨房に居る店長らしき店員に丼ぶりを見せながら話をした後、戻って来て、「丼ぶりの支払いはいいので、サラダと卵の分を払って下さい。」と言って精算を始めた。その間、謝罪の言葉はありませんでした。 そういえば、その牛丼チェーンの社長さんは日頃からTVや雑誌に出ても、味や金額のことは言ってもサービスのことは言ってなかったような・・・・ 雑誌・日経ビジネス(2009.8.3)の特集「不況期はサービスで売る」で、サービスのレベルは低くても、低価格で業績を伸ばしている企業もある旨の記事があるが、この牛丼チェーンもその一つなんですかね。 日頃から、サービス業では社員教育が大切だと考えている私には「何だかなぁ」です。 安けりゃいいのか?  尤も私も安いから行ったのですけどね。コンビニで買うと、ゴミをまた捨てに行かなくてはならないし、安い食堂は休みだし、消極的選択でしたけどね。 技術力の違いが見えにくい整備業では、価格やサービスは重要な要素ですが、低価格化には限界もあるし、やっぱりサービスの向上が大切ですよね。 体調に注意して、事故等無いように夏休みを過ごしてください。

2009年8月11日

NHKスペシャル

本日も、工場内で土間工事があったので出社しました。 ところで、8月のこの頃になると、原爆の慰霊祭や終戦記念日の特集が様々なマスコミで取り上げられますが、その殆んどは悲惨さを前面に出すことで、反戦を訴えようとしています。結果として戦争は悪だ、戦争は嫌だという戦争嫌悪と忌避の感情は生まれますが、その先に進んでいかないような気がしてならないのです。憲法9条があったから、軍隊がなかったから戦争が無く平和だったんだという声。一方では、日米安保条約を結びいわゆる核の傘の中に居ながら、米軍を助けることも禁じている現実。ならば、自衛隊を解体して非武装中立策を取るかといえばそうでもない。まさにご都合主義であり、一国平和主義・鎖国平和主義としか思えない思考停止状態に陥ってるのではないでしょうか。 これは、我々が太平洋戦争の総括をしてこなかったからではないだろうか。 昨夜、NHKスペシャル(海軍400時間の証言)を視ました。海軍の上級将校達による反省会の録音を基にした番組でしたが、海軍の中枢である軍令部とエリート軍務官僚達の言動が赤裸々に語られていました。一部のエリート軍務官僚達に与えられた権力と組織の持つ無言の圧力と無責任さ。一人一人は良くないと分かっているのに口に出せない様子を、番組では「やましき沈黙」と言っていました。この「やましき沈黙」が多くの人の命を奪うことになったのだと感じました。 現代の陸軍参謀本部と海軍軍令部は、何を企んでいるのでしょうか? 現代のエリート将校達は何をしているのでしょうか? 社保庁の問題、天下りの問題、国交省地方局の問題、やみ専従の問題等々。 太平洋戦争の総括とは、組織の役割と統括の在り方だと思うのです。 物事を考えるとき、表面だけではなく出来る限り本質に迫ることが重要だと考えます。 8月30日は衆院選の投票日ですが、自民党は自己と官僚統制の変革ができるのでしょうか? 一方、民主党はどうでしょう。大丈夫でしょうか? ばらまきのポピュリズムに惑わされないで、本質を観て投票しましょう。 ハムレットの心境ですね。悩むなぁ。

2009年8月13日

夏休み

本日も工場内の土間工事の為、出社しています。 先月、かがめなくて顔も洗えない程の腰痛に見舞われ、8月のスポーツの予約をすべてキャンセルしました。予定ならば10日から12日は、取引先の支店長等と穂高に登頂、14日からは友人達と軽井沢でゴルフの予定でしたが、全てキャンセル。暇で長い夏休みになってしまいました。椅子に座って本を読もうとすると腰が痛いし、横になって読もうとすると寝てしまうし・・・・・ 早く仕事が始まらないかなぁ!

2009年8月21日

責任力

連日連夜、衆院選の報道が無い日はない状態ですね。 候補者の政策を新聞で見ても、代わり映えしない内容とどうとでも取れる表現ばかりですね。党のマニフェストはともかく、もっと候補者自身の考えを聞きたいですね。あまり深くは考えていないのかな? 今朝、店舗で代車の貸し出し表に目をやると、代車のナンバーの記入漏れがありました。担当者を聞き出し問い詰めると、「急いでいたものですから・・・」という返事が返ってきました。それを聞いて私は、「お前は、急いでいたら仕事の手を抜くのか?」「急いでいたら、車検の記録簿に記入しないのか?」と強く叱りました。「我々は、お客様の大事な車を整備しているんだ、ミスがあったらお客様は事故で死んでしまうかもしれないんだ。整備や検査にミスがあったら、会社が潰れてしまうかもしれないんだ。そうすれば仲間の社員も路頭に迷うことになってしまうんだ。」「そういう大事な仕事をしているという、責任と自覚を持たなきゃだめだ。」と話しました。私は、仕事への誇りは、只単に収入の多寡ではなく、自分が関わっている仕事への責任と自信、お客様からの支持の度合いではないかと思うのです。若い社員には、大きく成長してもらいたいと心から思っています。解ってくれたかなぁ!

2009年8月23日

マニフェスト

我が家には、アメリカンコッカスパニエールとトイプードルの2匹の犬がいます。14~5年になるコッカスパ二エールは、眼が見えないし耳も遠く、病気で体のあちこちに出来物ができているし、歳のせいかお漏らしはするし、そのくせ食欲だけはあります。眼が見えないからそこら中にぶつかりながら歩いていますが、文句一つ言わないんですね。愚痴も言わなければ八つ当たりすることも無いです。(当たり前ですね)そこへ行くと人間は落ち込んだり悩んだり、そうかと思えば愚痴と文句と要求ばかりですね。他者や願望、良かった時と比較してしまって、現実を受け入れることができないのですかね。犬は、現実を受け入れているのかなぁ・・・・。あの「五体不満足」の著者乙武洋匡さんやバン・クライン国際ピアノコンクールで優勝した盲目のピアニスト辻井信行さんのお母さんやお父さんは立派ですね。生まれてきた子供に障碍があると知った時のショックは言葉に表せない程のもではなかったかと思うのですが、その障碍という現実を受け入れたからこそ立派に子育てができたんじゃないかと思います。 翻って、自民党と民主党などのマニフェスト(まだ読んではいませんが)はどうでしょう。ばらまきのオンパレード。マスコミで取り上げられる有権者の声も、社会保障を何とかしてくれ、景気を良くしてくれ、雇用を何とかしてくれ、子育て支援をしてくれ、格差を無くしてくれ等要求のオンパレード。そのくせ増税は嫌だ。そんな都合のいい社会があるとは思えない。後で大きなつけを払わされるのは国民ですよ。税収は45兆円に満たないのに、1000兆円にも上る借金があるという現実を国民も受け入れる必要があると思います。 もう直ぐ衆院選の投票日ですが、よくよく考えて投票しましょう。 日本の現状の問題は、戦後民主主義の未成熟と歪みが原因ではないかと思うのですが、その話はまた後日。

2009年8月27日

マニフェスト Ⅱ

いよいよ日本の政権選択の審判が下りる日が近づいてきましたね。既に期日前投票をした方も沢山いるとは思いますが、まだの方の参考までに一言。 各政党のマニフェストには、色々甘いことが書かれている訳ですが、「それって本当なの?」と考えてみることも必要かと思います。 例えば、少子化対策として子育て支援。手当や医療費・学費の無料化が並んでますが、「それで本当に少子化が解消できるの?」 少子化の原因はいろいろ有りますよね、女性の高学歴化、有職化、非婚・晩婚化、パラサイトシングル化、離婚によるシングルマザーの増加、結婚や出産による負担や制約への抵抗感、子育て後職場に復帰できない等々。 家事を何もやらない亭主関白の若者が居るんですよ。驚きですよ。親はどんな躾をしたのか、これじゃ結婚なんかしたくなくなりますよねぇ。 我社の社員や私たちの周りを見ると、子供が2人3人いる家庭が結構あります。勿論子供が1人やいない家庭もありますけど、少子化って主に都市部に顕著ではないでしょうか。地方で親と同居ってのが、子育てには良いのかも。 昔も今も、子供を高校や大学にやるのは大変ですよ。子供が3人いたら3人大学にやれた家庭ばかりじゃなかったですよね。それはこれからも同じじゃないですかね。高学歴社会だから大学に行かせたいと考える親が多いとは思うけど・・・・。中学程度の数学もできない大卒じゃあねぇ。 その内、大学の授業料も無料化って言いだすんじゃないかな。 生まれてすぐから保育園に行かせて延長保育、小学生では学童保育、中学生になったら塾通い、誰が育ててるんだか・・・・ 少子化って、お金じゃ解決できない何かがあるような気がするんです。 我々現代人が、豊かさと引き換えに捨ててきたものの中にヒントがあるような気がします。 農家への個別補償も、「それで本当に大丈夫なの?」 本当に足腰が強い農家を育成できるのかなぁ? 世界を見ても、農業は元々儲からないんですよ。 食糧が高騰すると大きな問題が起きるから、特に主食は安くするようにしてるんだと思うのです。そこで農家を儲けさせるにはどうすればいいのか? それは、大規模化と高度化それと生産調整、もう一つ補助金ですかね。 まず主食に関しては、薄利多売です。米は大規模化以外ないですね。そうすると小規模農家はどうするのか?これは、この頃言われるようになった6次産業化ですね。1次産業+2次産業+3次産業=6次産業。あの有名な花畑牧場や徳島のいろどり方式です。加工したりブランド化したりして付加価値を高めます。木材も、魚も、石油も、鉄も、ダイヤモンドも、水だってそうです。加工度が高くなるほど、流通が簡素化できるほど、ブランド化できるほど儲けは多くなります。 問題は、そういった6次産業化への障害の排除です。農協をはじめとする流通や加工に対する規制緩和が不十分だということです。 どこの政党が取り上げてくれていますかね。

2009年8月29日

マニフェスト Ⅲ

いよいよ明日ですね。 民主党への風の前に自民党がどこまで踏ん張れるかですね。 ところで、今回の選挙のキーワードは、「自民党への不満、民主党への不安」だと思います。そんなところから考えてみます。 民主党への不安は大体分かりますよね。政権担当能力の有無、ばらまき政策に対する財政の手当、外交政策と教育政策の左傾化等への不安ですかね。 将来へ禍根を残さなければいいなと感じています。 一方、自民党への不満は何だったんでしょうか? 自民党は何だか古臭いイメージですよね。狸爺のような胡散臭そうな連中が牛耳っている感じで、清新なイメージが無い。おまけに政・官・財の癒着と利権のイメージが強いですよね。事実官僚の専横を許していますもんね。社保庁や天下りをみると憂鬱になります。 それと最も重要なことは、日本の様々な制度が時代の変化に対応できないくらいに古くなっているのに改革できないということだと思うのです。 日本の様々な制度は、昭和30年代以降の高度成長時代に作られています。人口の増加、労働者や所得の増加等右肩上がりと高金利を前提に作られています。年金制度がいい例ですね。日本の年金の殆んどは、確定給付と言って将来貰える金額が予め決まっています。それも多くは5.5%という高い利回りで運用されることが前提条件になっているのです。バブル崩壊後はとても無理ですよね。では、なぜこのような制度になっているかというと、当時は金利が高く、1年定期でも5~6%の利息が付いていたのです。今は、0.1%~0.2%程度です。だから維持できないのです。 もっと早くに抜本的な改革をすればよかったんだけども、それができなかった。後は継ぎ接ぎ状態です。経済が成長している時には、大盤振る舞いして、一方経済が衰退したときには、苦しいから給付を増やせ、負担は嫌だ。自民党も政府も国民に好い顔をし過ぎてしまった。 全ての政策が同様です。既得権に対して毅然と対応できなかった。 民主党政権になっても同様だと思います。こう言った本質的なことはマニフェストのどこにも書いてありません。 どこの誰に1票を入れようか、難しい決断が迫れます。 日本人よ目覚めなさい。 最早、日本は高度成長の国ではない。 国や他人に依存するのではなく、自分たち自身で豊かな社会と豊かな人生を築く努力をするべきだと思います。