四国の旅
高松市の丸亀町商店街は、目から鱗でしたね。定期借地権を活用した再開発、ここまで来るには大変な苦労をされたようですが、地権者もテナントもお客様も大喜び。尤も、苦労の種の大半は、行政と法律、それと依存心だったようです。講演してくれた商店街振興組合の古川理事長さんが言ってましたが、どこの町の再開発も行政が主体で行われ、デベロッパーに丸投げされるから、キーテナントの誘致のみに走る。地域の活性化がなされないからやがてキーテナントも撤退となり失敗に終わった再開発が殆んどです。まるで浜松の松菱跡地のことかと思いましたよ。
パソコンを操作している写真のおばあちゃんは、87歳とのことでした。凄いですね。31日は、徳島県上勝町の葉っぱビジネスで有名になった㈱いろどりを視察しました。葉っぱビジネスを立ち上げた横石社長の話を聞き、その壮絶な苦労に驚嘆しました。徳島市内から1時間ほど山奥にある過疎の村の再生とお年寄りの生きがい創造のあるべき姿を見たような気がしました。横石社長は、今の行政のように只与えるだけでは、地方も高齢者も駄目になってしまうと大変心配していました。坂本光司著「日本で一番大切にしたい会社」に、幸福とは、①人に愛されること ②人に褒められること ③人の役に立つこと ④人に必要とされること ②③④は働くことを通じて実現できる幸せであると書かれていますが、年齢に関係なく人はみな同じなんですね。それと、活き活きとした上勝町のお年寄りに接したとき、福祉の本当の有様を見たように感じました。因みに、高知に行ったのに、はりまや橋も桂浜の坂本竜馬の銅像も見れませんでした。讃岐うどんはちょっぴり食べましたが、鳴門の渦も見れなかった、一泊二日の強硬視察でしたが、とっても為になった研修旅行でした。 今度は、讃岐うどんを食べるぞ~!