本日第二弾
明日から某自動車メーカーの招待でオーストラリアに行ってきます。
返ってきて翌日には視察でニュージーランドに行きます。
結構ハードで、還暦を過ぎた体には応えますが、社員と社員の家族の為にも頑張ります。(笑)
様々な国を見ていて思うのは、日本は本当に平和で住みやすくて貧富の差が無い国ですね。
色々なことを言う人が居ますけど、良い国ですよ。
先日、本を読んでいて驚いたことがあります。
日本では相続税が高いので、ピケティの云うような資産格差は少なくて給与の格差の方が
顕著に出るということでしたが、所得の上位1%の下限て幾ら位か分かりますか?
上は何億・何十億と稼いでる人は居るでしょうが、下限です。
上位5%の下限は?上位10%は?
一橋大教授の森口千晶教授によると(中央公論2015年4月号より)、
上位1%の下限は、年収1270万円です。
上位5%は、年収750万円、
上位10%は、年収580万円だそうです。
ホンマかいなぁ???
こうなると、1%対99%何て云ってられないですね。
公務員も大企業サラリーマンも、上位1%組ですよ。
労働貴族ですね(驚)
忘れてた、あの役立たずのネコババ号泣議員も、仮病国会議員も立派な1%でしたね。(税金返せ!)
貧困層を含む下位90%層の変化によって生じている可能性もあるそうです。
所得階層間の移動が出来る社会が大切だって。
これには、教育と社会制度・構造の改革が必要ですね。
今読んでる「なぜ大国は衰退するのか」 グレン・ハバード、ティム・ケイン著、久保恵美子訳(日本経済新聞出版社)
によると、
大国の衰退は必ずと言っていいほど、「自国の停滞が内的な要因の結果であることを否定する。
中央集権化が進む、将来を犠牲にして現在浪費する」という決まったパターンに従っておきている。そうです。
また、米国議会予算局は「政府の製作が著しく変化しない限り、今後数十年に於いて
〔エンタイトルメントの増大と医療費の膨張は〕適切と思われるどの様な仮定のもとでも、
GDPに対する歳出の比率を急増させるだろう」といっています。
※ エンタイトルメントとは、全ての一般市民に対して状況に応じて保障されている政府支出のことである
将に、日本ですね。
第8章 日本の夜明け を見てみると。
日本経済は国内の競争を大幅に増やすことが必要である。
競争が無いために、日本経済は世界的な序列の中ではフォロワーの位置に立つパターンが常態化している。
カリフォルニア大の星岳雄と東京大学の伊藤隆敏は、
日本の債務の対GDP比は、2034年までに400%にまで上昇するとした。
日本は維持できない規模の国家債務を抱えたことで、大国が衰退する一般的な道のりを歩んでいる。
既存の政治構造が危機によって刷新されるまで、経済の改革も実現しない。
日本は21世紀版の明治維新を必要としているようだ。
等々と書かれている。
このままいくと、格差問題も弱者保護も年金制度も皆保険制度もどこかに行っちゃいそうですね。(涙)
政治家の皆さ~ん!
無駄飯喰ってないで、しっかりやって下さいよ~!
官僚と役人の皆さ~ん!
公僕ですよ~! 忘れないでくださ~い!
大丈夫かなぁ(心配)