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車検のコバック・坂井モーター社長が日々のことを書き記します。

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2018年11月 アーカイブ

2018年11月25日

外国人労働者問題

またまた、お久し振りですね。

とても残念なお知らせです。

たびたび紹介していた天竜の蕎麦屋さん、「葉月」が閉店したようです。

昨年末も体調を崩したようで暫く休業していました。

再開後"ごぼうそば"を食べましたが、もう食べられなくなると思うと・・・・

今度、挑戦してみようかな(笑)

その前に、ブツブツに切れない蕎麦を打てるようにしないとね。

さて、国会で議論されている外国人労働者の問題について一言。

多くの方は、人口減少で労働力不足だし介護や日本のGDPを考えたら仕方が無いかなって思

ってるんじゃないですかね。

我々自動車整備の業界もご多分に漏れず人手不足です。

フィリピンやベトナムなどからの外国人技能実習生の雇用も多くなっていますが、

外国人労働者の移民って、将来本当に問題が無いのだろうか?

我々は、外国人労働者とその家族を何千万人迄なら受け入れることが可能なのだろうか?

2005年の日本の総人口は12,777万人でした。そのうち15歳から65歳までのいわゆる

生産年齢人口は8,442万人でした。これが、今から32年後の2050年には総人口が9,515万人、

生産年齢人口は4,930万人。42年後の2060年には、総人口が9,284万人、生産年齢人口は

4,793万人の予測です。今のGDPを維持するために外国人労働者を受入れると考えると

3,500万人程が必要になりますが如何でしょうか。

3人に1人程の外国人。浜松市なら80万人の人口は維持できますが、24万人が外国人です。

想像できますか?

フィリピン人、ベトナム人、インドネシア人、ミャンマー人、ネパール人、バングラディッ

シュ人など、言葉も宗教も文化も違う人々との共生。

確かに、技術の進歩によってそんなに多くの外国人労働者は必要ないかもしれませんが、

1千万人なら、2千万人なら受け入れる覚悟ができているのだろうか?

共生の覚悟と準備は出来ているのだろうか。

もう一つ大きな問題があります。

外国人が新たに貧民化する可能性です。

自動車産業は100年に一度と云われるほどの変化をし始めています。

整備業界もそうですが、これからの20年から30年後を考えると知識や技術力に大きな格差が

生じると思います。日本人の整備士でさえ先進技術を勉強しなければ必要なくなるのです。

職業によっては、ロボットに置き換えられたり、必要なくなる仕事もあるでしょう。

日本人でさえ格差が広がり兼ねない今後に、言葉も日本語の読解力も儘ならない外国人が

先進技術に対応した労働力足りえるのだろうか。

その時に、使えないと云って解雇されたり低賃金の労働につかざるを得なくなった時、

新たな貧しい人達が発生するのではないかと危惧するのです。

政府のやることは、いつも仏作って魂入れずの場当たり的でいい加減で無責任だから

心配です。

一歩先を考えると、今やるべきことが見えてくる。