財政破綻に備える
新年、明けまして おめでとうございます。
本年も、宜しくお願い致します。
リーマンショックを乗り越えてやれやれと思ったら、今度はEU発のソブリン・金融危機です。
多分、そう遠くない内にやって来るであろう日本の財政危機に対して、一経営者として準備をしなくてはなりません。
先ずは、会社を倒産させないこと。次に雇用を守ること。そして給料を払い続けること。
新年早々ですが、こんなプリントを配布し困難に立ち向かうつもりです。
こんなこと考えながらお酒を飲んでてもちっとも美味しくないですよね。まったく!
社員・スタッフ 各位
今年の取り組み
昨年は、東日本大震災をはじめ台風等の自然災害に見舞われ大変な1年でした。
経済に於いても、EUの金融危機やタイの水害、新興国経済の減速などは、我が国にも大きな影響を及ぼしました。今年も引き続き注意が必要です。
更に、総額96兆円にも上る2012年度の我が国の予算案が昨年末に発表されましたが、
税収は42兆円程で、不足の50兆円程を国債の発行で賄おうとしています。
国と地方を合わせた借金が1000兆円にも上るのに、消費税の増税すら決められない有様です。
もはや日本の財政状態は、先送りが許される状況ではないのです。
私は近い将来、日本経済が大きな混乱に陥るような気がしてならないのです。
万一、国債が暴落 (金利が上昇) するようなことがあれば、多くの国債を保有する金融機関は資産が目減りし、赤字になったり倒産するところも発生します。
それを防止する為に返済を強要してきたり、お金を貸さなくなります。
多くの企業は資金繰りに行き詰まり倒産が増えることが予想されます。
また、国の信用が無くなるので、円の価値が低くなり、輸入品を中心に価格の暴騰や品薄が起こります。
一方、消費者はお金を使わなくなりますから一層競争が激しくなり、価格転嫁が出来ないどころか価格競争で収益が悪化して、私たちの給料も満足に支給されなくなります。
かつて財政破綻した多くの国の国民の様に失業したりホームレスになったり、生活は大困窮することになります。
皆さんの生活と雇用を護るためには、少しでも利益を増やし給料を沢山支払える企業になることが重要なのです。それでも生活は苦しくなるでしょうけどね。
そこで、『現在の売上・利益で給料を2倍にできる企業体質の構築』
を今年の目標にします。
国民と企業が困窮する中、売上・収益を維持するにはどうするか?
給料を2倍にするとはどう云うことか? どうすれば可能か?
効率化・生産性向上とはどう云うことか? どうすれば可能か?
人件費や広告宣伝費などの経費の削減はどうすれば可能か? Etc.
猶予がありません、全社一丸となって取り組みましょう。