新型コロナの感染対策
浜松では、新型コロナ感染のクラスターが発生しててんやわんやです。
接待を伴う飲食店で感染が広まったと言うことですが、
予想はしていたものの意外と早く発生した感じでしょうか。
5月25日の緊急事態宣言の解除後、東京の新宿辺りを中心に感染者が増えてきました。
多くは、接待を伴う飲食店とのことですが、いわゆるホストクラブやキャバクラ等の風俗店でしょうか。
今月10日、業界の会議の挨拶で、この状況は明らかに政府の失敗だと申し上げました。
コロナ感染の防止と経済活動のバランスを取らなくてはならない政府は、一気に経済活動を再開し始めました。
この4連休に間に合う様にGo toキャンペーンも始めました。
一方で、コロナ感染対策は十分とは言えなかったのではないだろうか。
法的に可能かどうかは判りませんが、クラスターを発生させた店舗に対して営業停止を命じる法律を作るべきでは
なかったかと言うことです。
感染は個々人の間の問題ですが、店舗内での管理によって感染の拡大は大幅に防止することが可能だと考えます。
新聞によると、浜松の店の店長さんは、店舗内や手指の消毒などの感染対策をしていたと言ってますが、
マスクはしていなかったといっています。従業員もまさか自分が感染するとは思っていなかったと言っています。
誰もが感染はしたくないと思いながら、多分大丈夫だろうという正常性バイアスが働いて、
充分な防止策を取らない人が多いのが現実です。まして若い人は軽症者が多いから尚更でしょう。
そうした状態を防ぐには、営業停止といった経営者に金銭的損失が発生するようなペナルティーを科す制度を
設けるのが効果的であろうと考えるのです。
感染防止策といった経済的負担とクラスター発生後に被る金銭的損失を具体的に見える化することによって、
多くの経営者はリスクを回避しようと策を講じたり社員を指導したりするものです。
今回の店舗での感染防止策を見ると、換気と店舗と手指の消毒のようですが、これでは感染防止には不十分でしょ
う。消毒は必要ではあるが、あくまでも過去に発せられた飛沫に対する消毒であり、
これから若しくは今発生している飛沫には何ら防止の効果は有りません。
これから若しくは今発生している飛沫には、マスクなりフェイスシールドや飛沫防止ボード、飛沫防止カーテンと
いった飛沫を浴びない様に遮断する物が有効だと思います。
こうした野暮で接待を伴う店に似つかわしくない物の設置には、経営者の判断と決断が求められるからなのです。
これで暫くは繁華街に行く人も減ることでしょう。
真面目にしっかり防止策を取っている飲食店や夜の店は売上の減少に悩むことになるでしょう。
行政は、コロナ禍において経済活動を再開させていくには、Go toキャンペーンなどのの前に、感染対策を明確な
言葉と具体的な方策によって指示すると同時に、違反した場合のペナルティを明確にすることが必要と考えます。