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車検のコバック・坂井モーター社長が日々のことを書き記します。

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2021年7月23日

トヨタレクサス高輪店で不正車検

レクサス高輪不正車検 2021-07-21.png7月21日の新聞に、トヨタ自動車直営販売店のトヨタモビリティ東京の店舗「レクサス

高輪」で565台の不正車検があったことが載っていました。

検査の基準を満たすような数値への書き換えや必要な検査を実施しなかった法令違反

をした。不正は同店の検査員5人の内4人が関与とあり、ヘッドライトの明るさやタイ

ヤの角度、ブレーキの利きの数値を書き換え、排ガスの成分や速度計の精度の項目で

は検査自体を怠ったとあります。これでは、全く検査をしていなかったことになりますね。

慢性的な人手不足が原因と言ってるようですが、整備はしたんですかね。レクサスの整備料金は高いですからね。

トヨタディーラーでは、愛知県でも大量の不正車検が行われていましたが、人手不足だけが原因でしょうか。

自動車の販売店では、販売時にメンテナンスパックを付帯しています。

メンテナンスパックとは、3~5年間の車検や点検、オイル交換といったメンテナンスのパック商品です。

メンテナンスパックは、3年目の車検や5年目の車検まで付帯することによる整備収入の確保、

更に5年目からの代替提案の為の顧客の囲い込みのツールなのです。

弊社でも付帯して販売していますが、トヨタディーラーは付帯率が90%以上と他のディーラーよりも高く、

都市部の店舗では、数年前より点検やオイル交換の予約が取れない等の苦情が多いと聞いていました。

トヨタは全国の販売店で不正の有無を調べると云ってますが、自主調査で見つからなかったものが見つけられるん

ですかね?

この不正状況だと間違いなく指定整備工場資格の取り消しと4人の検査員は解任になるでしょう。

工場の指定資格が取り消しになっても他の工場で車検をすればいいので会社は困りません。多分。

可愛そうなのは会社の儲け主義の犠牲になって検査員資格を解任された整備士です。

資格はいずれ再取得できますが、解任は検査員にとって最も不名誉なことですからね。

弊社でも、働き方改革や労働条件の改善に向けて業務改善に取り組んでいますので、トヨタが起こした不正車検を

「他山の石」として作業現場にも十分配慮して進めてまいります。