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車検のコバック・坂井モーター社長が日々のことを書き記します。

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2009年12月 アーカイブ

2009年12月 9日

笑われ話

昨日、研究発表の為に社員2人と名古屋に行きました。懇親会が終わって我々3人と出席していた友人の4人で金山駅に向かいました。少し遅くなったので新幹線で帰ろうと言うことで、一路名古屋駅に。金山駅は、名鉄線を挟む形でJRの東海道線と中央線のホームがある橋上駅なのです。改札口の上の案内表示を見ると1番線の東海道線が7時45分、3番線の中央線が47分。時計を見ると45分。「間に合うかな?」「急ごう!」電車がホームに来ているのか通路の窓からは見えない。階段の上からも見えない。急いで階段を駆け降りる。あ~!無情にも電車は我々4人を残して動き出してしまった。次の電車は50分。何だか解らないが、「中央線に行こう!」(待てばいいのに)踵を返すと階段を上り、中央線のホームへ走り始める。階段を下りると、4番線に電車が止まっている。「急げ」 私と社員1人が乗り込むともう1人の社員が階段で転びそうになりながらもかろうじてセーフ。私の友人が遅れている。早くしろ。学生時代には野球をやっていたんだが、今ではウォーキングがせいぜいの体。扉が閉まり始める。私は、とっさに扉を押えたが無理だ。無情にも扉が閉まる。ガラスの向こうの友人の顔が悔しそうである。扉に靴を挟めばよかった。判断の遅さに自責の念を抱く。名古屋駅で待ってるからな、こう呟くと、電車は友人をホームに残し動き始めた。「ん?」「方向が違うみたいな気がする?」ふとホームの反対側に目をやると、電車がスーっと入ってきた。「名古屋行き?」「ん?」シマッタ!ドジったのは我々の方だった。中央線の多治見行きに乗ってしまったのだ。車内放送が、我々をあざ笑うかのように「次は鶴舞、鶴舞」トホホ!引き返さねば。鶴舞駅に着く、ホームに足を着けると同時に階段を探す、あっちだ!名古屋行きは何時来るんだろうか?今乗ってきた電車の窓越しに反対側のホームに目をやると、客がホームの前に出ている。電車は近いぞ!「急ごう!」階段を全速で下りて反対側のホームに向かう。階段を全速で登ると同時に電車が入ってきた。これは名古屋行きだろうな?息を切らしながら、確かめようと眼をキョロキョロさせる。社員も同じ心境なのか、「社長。これは名古屋行きですね。」電車に乗ると、次は見覚えのある「金山、金山」ホームの放送が懐かしく迎えてくれた。名古屋駅に着くと、友人に電話をする。「今どこに居る?」「新幹線の中」「新幹線?」「だって、坂井さん達電車に乗ってどこかに行っちゃったじゃない」・・・・確かに、どこかだ!友人に真相を話すのは止めよう。こんな日は、真っ直ぐ家に帰るのが無難だ・・・。皆さ~ん、危ですので駆け込み乗車は止めましょう!乗り間違えに注意しましょう!

2009年12月26日

子ども手当

昨日、2010年度の予算案が閣議決定されましたね。民主党政権になって初めての予算作成ですが、一般会計総額は過去最高の92兆円余、財源を賄うための国債発行額は44兆3000億円にも上り、国債依存率が48%とという危険水域に達してきました。マニフェスト実現の為の子ども手当や高校授業料の無償化、農家への個別所得補償等が財政を圧迫しているのです。2011年度は一体全体どうなるんでしょうかね。そんな中で一寸腑に落ちないことがあります。子ども手当、元々は少子化対策がメインだったと思うのですが、今では内需拡大策になっています。個別所得補償も漁業者への補償も言われだしましたが、その内中小企業の従業員への補償も言いだしますかね。我社の社員にも補償して頂けるとありがたいんですけどね。でも何か違うような気がするんですよ。本質がずれているように思えるのです。例えば、少子化の理由は何か?農魚業は何故所得が低いのか。何故非正規労働者の正社員化が進まないのか?等々、根本的な議論がなされていないように思えるのです。一部の政治家・学者の意見やアンケートに振り回されているのか選挙対策なのか。 フランスでは・・・。スウェーデンでは・・・。諸外国に比べて日本では・・・。子育てはお金がかかるから。保育園に入れられないから。自分の時間がなくなるから等々。何れにしても、的を射た政策でなければその負担はブーメランの如く将来の自分たちに向かって来るのです。 例えば、地方よりも都市部の方が出生率が低いのはなぜでしょうか。また、日本では結婚して子供を産むことが一般的ですが、結婚してる人、結婚していない人、結婚できない人、結婚する気が無い人、離婚した人。また、結婚していても子供ができない人、子供をつくる気が無い人等々いますが何故でしょうか。多くの理由がありそれぞれに問題があって一概に子ども手当を支給すれば子供が増えると言うことではないでしょう。有益で実効性がある施策を行うには、近視眼的な対症療法から脱却する必要があると思います。問題可決には、まず「何故?」「何故?」「何故?」「何故?」「何故?」「どうすればいいのか?」「何が必要なのか?」と突き詰めて考えていく必要があります。仕事と同様ですね。その先に答えが見出せるように思います。政治家の方々だけでなく皆さんも一度考えてみましょう。お正月休みの課題です。