昨日、研究発表の為に社員2人と名古屋に行きました。懇親会が終わって我々3人と出席していた友人の4人で金山駅に向かいました。少し遅くなったので新幹線で帰ろうと言うことで、一路名古屋駅に。金山駅は、名鉄線を挟む形でJRの東海道線と中央線のホームがある橋上駅なのです。改札口の上の案内表示を見ると1番線の東海道線が7時45分、3番線の中央線が47分。時計を見ると45分。「間に合うかな?」「急ごう!」電車がホームに来ているのか通路の窓からは見えない。階段の上からも見えない。急いで階段を駆け降りる。あ~!無情にも電車は我々4人を残して動き出してしまった。次の電車は50分。何だか解らないが、「中央線に行こう!」(待てばいいのに)踵を返すと階段を上り、中央線のホームへ走り始める。階段を下りると、4番線に電車が止まっている。「急げ」 私と社員1人が乗り込むともう1人の社員が階段で転びそうになりながらもかろうじてセーフ。私の友人が遅れている。早くしろ。学生時代には野球をやっていたんだが、今ではウォーキングがせいぜいの体。扉が閉まり始める。私は、とっさに扉を押えたが無理だ。無情にも扉が閉まる。ガラスの向こうの友人の顔が悔しそうである。扉に靴を挟めばよかった。判断の遅さに自責の念を抱く。名古屋駅で待ってるからな、こう呟くと、電車は友人をホームに残し動き始めた。「ん?」「方向が違うみたいな気がする?」ふとホームの反対側に目をやると、電車がスーっと入ってきた。「名古屋行き?」「ん?」シマッタ!ドジったのは我々の方だった。中央線の多治見行きに乗ってしまったのだ。車内放送が、我々をあざ笑うかのように「次は鶴舞、鶴舞」トホホ!引き返さねば。鶴舞駅に着く、ホームに足を着けると同時に階段を探す、あっちだ!名古屋行きは何時来るんだろうか?今乗ってきた電車の窓越しに反対側のホームに目をやると、客がホームの前に出ている。電車は近いぞ!「急ごう!」階段を全速で下りて反対側のホームに向かう。階段を全速で登ると同時に電車が入ってきた。これは名古屋行きだろうな?息を切らしながら、確かめようと眼をキョロキョロさせる。社員も同じ心境なのか、「社長。これは名古屋行きですね。」電車に乗ると、次は見覚えのある「金山、金山」ホームの放送が懐かしく迎えてくれた。名古屋駅に着くと、友人に電話をする。「今どこに居る?」「新幹線の中」「新幹線?」「だって、坂井さん達電車に乗ってどこかに行っちゃったじゃない」・・・・確かに、どこかだ!友人に真相を話すのは止めよう。こんな日は、真っ直ぐ家に帰るのが無難だ・・・。皆さ~ん、危ですので駆け込み乗車は止めましょう!乗り間違えに注意しましょう!