この頃、開催まで2ヶ月を切った東京オリ・パラを巡って開催か中止かで、海外メディアを巻き込んでマスコミを賑
わせています。
海外から数万人の人間が入って来るのだから、感染の拡大が心配だ。中止した方が良いと煽るメディア。
一方、経済的な面から開催すべきだという意見があるかと思えば、中止してもそれほどの影響はないという意見。
中止すればIOCから損害賠償を求められるという意見がある一方、保険に入っているから大丈夫だろうという意見。
アンケートでは、開催に反対の人が多いといわれているが、私にはどちらがいいのか判らない。
感染者が増えて医療崩壊が起きては困るが、一方ではこれまで一所懸命努力してきたアスリートたちに桧舞台に
立ってもらいたいという気持ちがある。
尤も、私はチケットも取ってないし、会場に行って応援することはないだろうけど。
こんな私が客観的にみてみました。
日本では、海外から沢山の選手や報道関係者が来て、感染を蔓延させるんじゃないかと心配しているが、
反対に、海外から来る人や外国政府にとっては、ワクチン接種の遅れている日本で感染しない様にするだろう
し、新たに感染を持ち込んでもらいたくないと考えているだろうね。
そもそも、オリ・パラに参加する選手や大会関係者、報道陣はワクチン接種やPCR検査をしてくるのだろうか?
たぶん、いや、間違いなくして来るであろうし、させなくてはならない。入国の条件だろう。
だとすれば、海外から新たな感染を持ち込む可能性は低いと思います。ゼロではないだろうけど。
日本国内での活動も、日本人との接触を減らす様にして貰うでしょうね。
だとすれば、マスコミが言う感染爆発は本当に起きるのだろうか?
一方、会場で観戦することのリスクはどうだろうか?
先ずは、どの位の感染リスクがあるのだろうか?
先日のブログにある方法で感染者の数を予想して見てみよう。
東京の一日の新規感染者数は、5月29日で614人ですが、7日平均だと646人になり、7日累計だと4,522人。
無症状者として20%の904人とすると推定感染者数は、5,426人になります。
同様に5月9日だと新規が1,121人で7日累計数は5,768人となり、推定感染者数は6,922人。
新規感染者数が多かった1月16日は3810人で7日累計は12,533人でした。
推定感染者数が多かった1月7日の新規感染者数は2,447人で推定感染者は14,826人でした。
これを東京都の人口1200万人で割ると、5月29日の推定感染者数をみると1万人当たり4.5人になります。
5月9日の6,922人で5.8人、1月16日の12,533人で10.4人、1月9日の14,826人で12.4人になります。
スタジアムに30,000人入れるとすると15人から37人程の感染者が紛れ込むことになりますが、
事前にPCR検査を義務付けることによって偽陰性や検査後の感染を考えても8割程度は減らせるのではないでしょう
か。そうするとスタジアムに入り込む感染者数は3~7人程に減らせますね。
この位の人数ならマスク着用でディスタンスを取っていれば感染の確立はほぼ無くなるのではないかと考えますが
如何でしょうか。
今は20~30分程度で検査できるPCR検査装置も有りますから、スタジアムの入口近くで検査することも可能です。
感染が起こりそうなのは、スタジアムよりもパブリックビューイングの方が心配ですね。