いよいよ明日ですね。
民主党への風の前に自民党がどこまで踏ん張れるかですね。
ところで、今回の選挙のキーワードは、「自民党への不満、民主党への不安」だと思います。そんなところから考えてみます。
民主党への不安は大体分かりますよね。政権担当能力の有無、ばらまき政策に対する財政の手当、外交政策と教育政策の左傾化等への不安ですかね。
将来へ禍根を残さなければいいなと感じています。
一方、自民党への不満は何だったんでしょうか?
自民党は何だか古臭いイメージですよね。狸爺のような胡散臭そうな連中が牛耳っている感じで、清新なイメージが無い。おまけに政・官・財の癒着と利権のイメージが強いですよね。事実官僚の専横を許していますもんね。社保庁や天下りをみると憂鬱になります。
それと最も重要なことは、日本の様々な制度が時代の変化に対応できないくらいに古くなっているのに改革できないということだと思うのです。
日本の様々な制度は、昭和30年代以降の高度成長時代に作られています。人口の増加、労働者や所得の増加等右肩上がりと高金利を前提に作られています。年金制度がいい例ですね。日本の年金の殆んどは、確定給付と言って将来貰える金額が予め決まっています。それも多くは5.5%という高い利回りで運用されることが前提条件になっているのです。バブル崩壊後はとても無理ですよね。では、なぜこのような制度になっているかというと、当時は金利が高く、1年定期でも5~6%の利息が付いていたのです。今は、0.1%~0.2%程度です。だから維持できないのです。
もっと早くに抜本的な改革をすればよかったんだけども、それができなかった。後は継ぎ接ぎ状態です。経済が成長している時には、大盤振る舞いして、一方経済が衰退したときには、苦しいから給付を増やせ、負担は嫌だ。自民党も政府も国民に好い顔をし過ぎてしまった。
全ての政策が同様です。既得権に対して毅然と対応できなかった。
民主党政権になっても同様だと思います。こう言った本質的なことはマニフェストのどこにも書いてありません。
どこの誰に1票を入れようか、難しい決断が迫れます。
日本人よ目覚めなさい。
最早、日本は高度成長の国ではない。
国や他人に依存するのではなく、自分たち自身で豊かな社会と豊かな人生を築く努力をするべきだと思います。
コメント (1)
まだ投票時間中ではありますが、情勢を見る限りは民主党が第一党になるんですかね。
個人的にはアメリカのような二大政党制になって、なにか事を起こせばすぐに政権が入れ替わるようなのが理想的だと思っています。
日本は自民党が長年政権を担当してきましたが、そろそろ交代するのもありなんじゃないかな。
ちょっと前の大連立のようにあっという間に消えて無くなるのか、それともこのまま民主党政権が継続するのか、ちょっと楽しみでもあり不安でもあります。
投稿者: iq | 2009年8月30日 18:25
日時: 2009年8月30日 18:25