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車検のコバック・坂井モーター社長が日々のことを書き記します。

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ヨーロッパ車検事情視察の話し(最終回)

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今日から浜松祭り、天気がよくてよかったですね。
写真は、ブラッセル市内にある『小便小僧』の像です。現地ではManneken Pisと言われて市民に親しまれているそうです。実在したそうですよ。何時かは忘れましたが、本物のビールが水の変わりに出されるって言ってましたが、何だか検尿みたいだね。最後なので少し車検事情の話を書きます。ドイツの車検場はかつては国営でしたが既に民営化されています。日本の車検場と同じ様な所に自分で行くこともできるし、民間の整備工場で行うこともできます。民間の整備工場で行う場合は、同じく民間の車検組織から検査員が出張してきて検査を行います。ドイツでは、テュフ、DEKRA、GTAなどの民間の車検組織があります。オランダの車検システムは、1981年と比較的最近導入されました。RDWという機構が行っており、車検管理局が民間の整備工場の管理と車両の抜打ち検査を実施しています。全車検車両の凡3%を検査すると言ってました。日本と違う所は、ネットで登録すると90分以内に検査官が整備工場に赴いて実際に車両を検査するところと、問題がなければボーナス加算されるところですかね。制度的には日本よりも進んでいる感じがしました。ベルギーでも車検場は民営化されていました。10社76ケ所で検査が行われているとの事でした。民間の整備工場で車検を行うことはできず、全ての車を検査場に持ち込まなくてはならないとの事でした。民営化されているといっても、新たに参入することはできないようですし、10社の売上をプールして成績に応じて分配するって言ってました。ヨーロッパでは、民間と言っても半官半民か日本の独立行政法人が民営化しただけの様なところが多いです。車検の期間は、EUの最低基準が、初回が4年、2回目以降が2年となっています。フランス、スペインがこの基準です。ドイツは初回が3年、2回目以降が2年と概ね日本と同じですね。イギリスが厳しく初回3年以降毎年です。いずれの国も、車検制度の必要性は当然ながら安全面や環境面から厳しくなる傾向が窺えました。日本とは逆ですね。因みにアメリカでも州によって異なりますが、20州位で車検制度があるのですよ。

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