左の写真は、ストックホルム市内への入り口に取り付けられたカメラです。
ストックホルムでは、市内の渋滞緩和の為、午前6:30~午後6:29の間の
市内への乗り入れ車両に渋滞税が掛けられます。
これは、ラッシュ時の車両減、公共交通機関の利用促進、CO2削減、より良い
環境に住むことを目標に2007年から導入されました。
時間帯別に税額が異なり、1回に付き10~20クローナ(約13円/クローネ)が課税され、
1日最高60クローナまで課税されます。因みに、延滞は督促状が出され、その度に
約5,000円程の督促料が加算され、徴収庁が徹底して徴収するそうです。逃げ得を許さない、日本と違いますなあ。
もう少し詳しく知りたい方は、日経出版「自動車新世紀勝者の条件」を参照
この写真は、車検場の検査風景です。
前輪のタイヤを回してハブベアリング等の異音を確認しているところです。
日本では手で2~3周回して確認しますが、その程度では解らないでしょうと
云ってました。
この写真は、排気ガスのテスターですが、CO・HC・CO2・O2の4種類のガスを
検査します。日本では、CO・HCの2種類です。
その他、車に付いているOBD(オンボードダイアグノーシス)と呼ばれる
自己診断機能から診断器を使って環境に関する項目の検査をしています。
残念ながら日本より進んでいますね。
この写真は、ストックホルム市庁舎内のホールです。
ノーベル賞授賞式もここで行われます。
我々一行を迎えるためなのか(?)日章旗が掲げられていました。
誰が伝えたのかなぁ?
スウェーデンをはじめとする北欧の国は、福祉国家としてよくマスコミなどに
取り上げられますが、つまみ食い的な報道だけでなく、実態を伝えて頂きたいですね。
確かに医療費や学費は無料ですが、誰もが税金を払うし高い。誰もが好きな時に勝手に病院に掛れる訳ではありませんし、
勉強をしない者でも大学に入れる訳でもありません。失業手当や再教育制度が充実しているのは、一方で企業に解雇を
認めているからなのですね。理に適っていますよね。
現実を無視して、良いとこ取りの奇麗ごとのばら撒きじゃぁ、どんな組織だって立ち行かなくなりますよ。そう思いませんか?