トヨタが電動ミニカーコムスを発売しましたね。
環境意識の高まりと高齢化社会ではこうした車が求められてくるんでしょうね。
セブンイレブンでも大量に購入する様ですし、沢山販売されると思いますが、修理屋の立場から一言。
コムスに関して、電気代の安さや走行距離ばかりが話題になりますが、安全性については語られませんね。
コムスは、定格出力から50cc以下の原付と同じ扱いなのですが、道路交通法では普通自動車とみなされ
法定速度は60㎞/hですし、ヘルメットも不要です。一方、道路運送車両法では、原動機付自転車の扱いなので、
車検も不要ですしシートベルトも不要です。
電気自動車と云えども、ブレーキは油圧式ドラムブレーキです。
購入された方は、点検してくれますかね。
定期的にブレーキフルードを交換してくれますかね。
スウェーデンでは、法定速度50㎞/hの車やバイクは車検があると言ってました。
それが普通の考えだと思います。
コムスは、車両重量が400~420kgに積載量が30kg有ります。人が乗って車両総重量は500kgになります。
500kgの物体が音も無く時速60㎞で走って、万一整備不良だったらと考えると、ぞっとします。
こうしたミニカーは、法律の狭間に生まれた車両です。
普及して事故が起こる前に、早期に法律を整備する必要があると思います。
道路は公共の場です。自身の安全と共に他者への安全にも配慮する必要があるし義務だと考えます。