この夏の異常な暑さは峠を越したようですが、峠を越せないのは
福島第1原発の汚染水問題ですね。タンクから水が漏れて
海に流れ出したようですが、毎度のごとく東京電力による
情報の小出しと言い逃れ。
そもそも、地下水の問題は原発発災直後に一部の学者から
懸念の声が出ていました。
核燃料棒が解けて、圧力容器を破り格納容器内に落ちたらしい
と云った段階で、地下水を何とかしなければならないと。
こうした警告を東京電力は無視し続けてきた結果が、
この大量の汚染水タンクと海洋汚染、そして国税の投入です。
こうした東京電力の独善的な状況は、日本のお役人(親方日の丸)体質
の典型ですね。いつも最後は国民が尻拭いです。
旧日本陸軍の関東軍も同様でしたし、
社会保険庁の問題も根は同じです。
上司や先輩に逆らえない役人組織で責任を問われない役人が権力を持ち、
自組織と私益のために正義をかざして突き進む。
失敗してもうやむやのうちに国民にしわ寄せで終わり。
国民もマスコミも責任を追及しない。政治家も知らん振り。
馬鹿な写真をツイッターに載せて責任を追及されてる若者がいるが、
福島原発の問題はその比ではない。
何故、原発の設置場所を低くして許可が得られたのか、そこには
当時の規制委員会や保安院と東電との間で何らかの関係が
有ったのではないのか?
何故、多くの日本兵は各地で無駄死に同然の目にあったのか?
その作戦は誰が何の目的で立てたのか?勝算は有ったのか?
国民の年金で保養所を建てたのは、誰の命令で誰の裁可で建てたのか?
誰も責任を取っていないのだ。
環境省と経産省が握った新たなる財布、多額なリサイクル料は
適正に管理・運用されているだろうか。
国民の誰も知らない。